2007年4月17日

【1000点突破記念:模写その2】フェルメール:牛乳を注ぐ女
時刻: 23:59 | 技法: オイルパステル
特別企画二日目はヨハネス・フェルメールの「牛乳を注ぐ女」の一部です。パン好きとしてはなかなか無視できない作品? タッシェンのペーパーバックの日本版の図版を見ながら描きました。実物ではないうえに、写真では表面のひび割れが邪魔だったりしたんですけど、それなりに筆致はわかります。で、改めて描いてみると・・・フェルメールは印象派みたいだ、というのが感想です。当時の他のオランダ絵画にくらべて大づかみで荒削りな筆運びはもちろん、よく「光の粒」と言われる光の反射の表現がかなり大胆です。しかしこの一部分だけでも、色や形を絶妙に配置しているなぁと感心しました。カメラオブスクーラ云々の話は私は実物を知らないのでよくわかりませんけど、インスピレーション源になったというのならなんとなく頷けます。
いわゆるWeb拍手です。→
う〜ん、はやりフェルメールでも「パン」ですね(笑)。桂田さん作品を拝見しながら、光の粒々がパンの質感を盛り上げていることに改めて気付かされました。 で、「印象派みたい」というご感想がなるほど!です。光の粒は後年になると溶け出して、ますます筆致が大胆になって行きますよね。
投稿者 : June | 2007年4月18日 04:24
|
Juneさん、 はい、フェルメールでも「パン」です・・・。光の粒は、描いてみると余計に気になります。以前、油のテカリなのかも・・・なんて描いた事がありましたが、実際どうなんでしょうね。卓上のパンが5片だったりするところは信仰心から過剰に輝かせた? なんて邪推してしまいますが・・・。それよりもやはり光の効果について関心があったのは確かだろうなぁと感じます。印象派以降の絵描きたちが共感を覚えたのも頷けますねぇ。
投稿者 : 桂田 | 2007年4月18日 08:46
|
うわぁ〜、今度はフェルメールときましたか! 守備範囲(or攻撃範囲)、広いですね。(^_−)☆ 手元の図録と比べてみています。 桂田さんの絵のほうが、やわらかくて明るい感じ。 その分パンはおいしそうだし、何よりラピスラズリの 青い色がとても美しいです。 しかし、さすが模写、ポットを持つ指とか、注がれる ミルクとか、クロスの襞など細部までしっかり捕らえて いますね。
そういえば、この絵、今年の秋、東京にやって来ますね。 http://www.nact.jp/exhibition_special/2007/vermeer/index.html
投稿者 : リセ | 2007年4月18日 09:12
|
リセさん、 はい。今度はフェルメールと来ましたよ。柔らかくて明るい感じになったのは、この部分を切り出したということもあるでしょうけど、やっぱりオイルパステルを指でのばしながら描いたってのが大きいでしょうね。オイルパステルの発色は結構強いですし。あと、光の粒がほとんど白かレモンイエローで描いたことも理由のひとつかもしれません。 ラピスラズリといえば、実は今私の職場で展示中なんですが(しかもフェルメール作品もパネルで紹介・・・)、これ見たら絵の具にするよなぁ・・と見るたびに思ってます。 秋に来日するのは存じておりましたが、うーん、またスゴい混み様なんだろうなぁ・・とやや消極的だったりします。
投稿者 : 桂田 | 2007年4月19日 01:16
|
始めまして!私も絵を描いています。こちらはオイルパステルですか。青の色の配置の割合がとても居心地の良い空気を作っていると思います。お水の表現も素敵ですね☆作品の“毎日、更新”はキツクないですか。ですが、毎日、手を動かすには良いプレッシャーかも知れませんね・・・。私のブログにも、遊びに来てください。アート中心のはずのブログが、何だか色んなことが書いてありますが。また、遊びに来ます。
投稿者 : MITIKO | 2007年4月22日 00:25
|
MITIKOさん、 はじめまして! ご訪問と書き込み、ありがとうございました。このフェルメールの名作、ほんの一部を取り出しての模写でしたが、よく考えられた配置なのだなぁというのを改めて感じました。 毎日描くのはもう慣れてしまいまして、むしろ描かないと眠れない生活になってしまいました。続けてみて、毎日手を動かすことは重要だなぁと実感してます。よくスポーツ選手やミュージシャンが毎日練習を欠かさないのと共通してますよね。 ところでMITIKOさんのブログ、クリックしても行けなかったのですが、「www」をとればつながりました。二科会などでご活躍されているのですね。私はワケあって美術団体や企画画廊とは距離をおいてるので、コンスタントな発表の機会が確保できていないのですが、描くだけでなく発表もしなければなぁ・・と痛感しています。
投稿者 : 桂田 | 2007年4月22日 02:56
|
こんばんは☆今日も訪問しました。奥さまは着物を着られるのですね。日本ならではの衣装ですから、着物をもっと日本女性は着るべきですよね・・。 美術団体は正直、いいものかどうか複雑です。私の場合、29歳で会員として某団体に所属しているのですが、絵を描いていてどう活動していいものか分からず、とにかく「美術団体」に参加しょうと思ったのがキッカケです。実際、団体に所属していない方が、絵の力量がある方は沢山居ます。団体は独特な体質があるので・・・少々、図太さがないとツブサレテしまいますね。 まだ、展覧会はされていないのですか? 始めは、仲間とグループ展をされたらいいかと思いますが。毎日、手を動かすことは確かに必修ですね。私も見習わないと・・・。 ※ブログはwwwは要りませんでした。失礼しました。 明日、新たにアップします。また遊びに来てください♪
投稿者 : MITIKO | 2007年4月23日 01:54
|
MITIKOさん、 着物をもっと着るべきかどうかなんて私にはとても言えませんが、いいものだなぁと思う事は多々あります。 さて、美術団体などについては色んな考え方捉え方があると思うので、それぞれの方法でつきあうなりつきあわないなりして満足できればいいのだと思います。ここからは私のスタンスなのですが、今の日本の美術市場は作品以前の問題で値段がつきますし(例えばどこに所属しているとか、どこの画廊が売ってるかとか、誰についたとか、どこを出たとか・・・)、市場自体が不透明で表現者が圧倒的に不利な状況なので、そんな世界に巻き込まれるよりは自由に描きたい、むしろ無所属故にバイアス抜きで評価される方がいいと思ってます。私はそもそも絵だけで食べていくつもりはないので(「絵描き」として表現していくつもりは大いにあります)、そういう割り切り方ができるだけかもしれませんけど・・・。 で、グループ展などのアドバイスありがとうございました。このブログは日々のスケッチを紹介するだけなので書いてませんでしたが、一応わずかながら個展、公募展、アンデパンダン展、アートフェア・・と経験はあります。なかなか仲間もおらずグループ展はできてませんが・・、当ブログ右上のバナーからリンクしています「アートギャラリー」に他の作品や展覧会などについて載せてますのでよろしければご覧になってください(最近ぜんぜん更新できてませんが・・・)。 ところで貴ブログへのリンク、今度は「at.」が抜けているようです。
投稿者 : 桂田 | 2007年4月23日 14:03
|
桂田さん、こんばんは。 TBありがとうございました。
フェルメールの中から この一点を選ばれるとはさすがですね! そして更にこの部分をクローズアップされるとは。 ここ一点に凝縮されています、画家の魂が。
光の粒々は結構難しかったのではないでしょうか。
投稿者 : Tak | 2007年4月24日 23:46
|
Takさん、 突然TBしてしまい失礼いたしました。ちょうどタイミングよくTakさんがこの作品の来日について伝えていらっしゃったので思わず・・・。 光の粒々、意外とはっきりしているので他の部分ほど難しくは感じませんでしたよ。むしろ一見何もない空間とこの粒々の対比でつけられるリズム感というか強弱が絵の心地よさを醸しているのかも・・なんて思いました。そのあたりのバランスがフェルメールならではなのかも、とこの部分だけ(しかもオイルパステル)の模写で思いました。
投稿者 : 桂田 | 2007年4月25日 08:34
|
ご感想をどうぞ。