2006年8月23日

猫の置物(その12)

時刻: 23:59 | 技法: オイルパステル

約一年前に描いていたマラカイト猫。ほぼ同じ角度で描いてみました。オイルパステルで鉱物を描くのは結構簡単なのではないかと思って描き始めたら、なかなかどうして一筋縄ではいきません。マラカイトの孔雀模様は見えているのに光の反射や陰に注目すると見えないのは、マラカイトの模様を知りながら見ているせいで、明暗と質感の葛藤があります。視覚と触覚の葛藤とも言えるかもしれません。こういうものを描いていると、光や色だけでなく形もふくめてものの存在の深さに圧倒されそうになります。これだからリアリズムはやめられない・・なんて。
ところで、そんなことを感じつつ描いていて思ったのですが、この置物を彫った職人さんの眼も凄いですねぇ。この角度からだけではわからないかもしれませんが、実によく猫を知っているなぁと思います。つくづく、アフリカの土産物アーティストの観察眼と造形感覚に感心します。

いわゆるWeb拍手です。→

いただいたご感想とそのお返事など

マラカイトって孔雀石のことだったのですね!立体造形を陰影を通して描く場合、あの美しい模様が見えなくなるのってわかるような気がします。小面積第三色覚異常とゆーものでしょうか??光沢表現からでも、猫の足の部分とか、しっかり模様が見えますよ〜♪
ところで、猫彫刻職人さんの眼を察することができる桂田さんの眼はこまちゃんでしっかり鍛えられていますものねぇ(^_-)-☆

投稿者 : June | 2006年8月29日 01:21


Juneさん、
そうです。マラカイト=孔雀石です。用語を統一せずに使ってしまうのはジオロジストの癖ですかねぇ・・すみません。
で、小面積第三色覚異常?! ということで調べてみましたらわかりました→ここ(http://www.daicolor.co.jp/color/color_01.html)。この場合は視野の中の面積というよりも、光沢や明暗によって抑制されているように思います。模様を模様として描くとどうしても見えないものまで描いてしまいますから、こういう場合でも邪念(?)を取り払って視覚に忠実にならないと・・・となんだか試されているような感じがします。あ、禅問答みたいになってきてスミマセン。
ところで、こまは毛が長いですからねぇ〜、果たして猫の体の造形に対しての眼を磨けているのかどうか怪しいですよ。

投稿者 : 桂田 | 2006年8月29日 08:50


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