2006年2月2日

蝋燭(その2)

時刻: 23:59 | 技法: オイルパステル

一昨日に木炭で描いたヤシの実に入った蝋燭です。灯をともしてみました。ジョルジュ・ド・ラ・トゥール擬似体験。
ナイロビ在住時の停電した時に描いたのをアートギャラリーにて紹介していますが、その時は蝋燭自体が白かったのと近くにダチョウの卵を置いていたので真っ暗という感覚ではなかったのを思い出しました。で、今回のも同様に部屋の灯りを消してみたのですが・・・暗いです。炎の明るさが強すぎて眼がくらみますし、慣れてきても微妙な色は手探り状態。
きっとラ・トゥールも実際に蝋燭の灯りだけではろくに描けなかったのではないかという思いを新たにしました。もちろん油絵ですから乾いてから重ね塗りをするわけで、多分アトリエ制作では記憶を頼りにあの灯りを再現していったんでしょうね。
久しぶりにグレーの紙を使いましたが、テーブルも描いたりしたのであまりグレー用紙のメリットが活かせなかったように思います。

いわゆるWeb拍手です。→

いただいたご感想とそのお返事など

蝋燭の灯りを描くと確かにラ・トゥール風になりますね!明暗表現もですが、灯りが椰子の器を透けてテーブルに映す影も「らしくて」驚きました。
で、桂田さんの擬似体験談をとても興味深く拝見してしまいました。バロック美術はヴィジョンを描いたものだという説が想起されます。桂田さんの実験シリーズ(?)凄く勉強になります!深謝です!!

投稿者 : June | 2006年2月3日 04:48


Juneさん、
実際はもっと明暗がはっきりしてるんですよ。特にヤシの器の外側なんてもっと真っ暗です。なにぶん手探りだったもので・・・。テーブル反射の「らしさ」は実はちょっと意識しました。でも、本当に柔らかな反射があって、きっとラ・トゥール工房では蝋燭光源による明暗表現の研究がされていたのでは・・・なんて思ってしまいました。
バロックがヴィジョンを描いたものというのは、私も最近の某名著を思い出しますが、16世紀の教会の意向にそった演出には欠かせない表現だったのでしょうね。
いつの間にか私の実験シリーズ(?)ができてしまいましたが、こんなことでも実際にやってみないとわからないことってありますね。サイエンスの基本だなぁとつくづく感じております。

投稿者 : 桂田 | 2006年2月3日 08:55


ここ開いた瞬間「おっ」と思いました。光の感じ美しいですね。やしの内側の光の具合がとてもきれいですね。早速
作品をお描きになるところがすばらしい。。
いやいや感動しました。。

投稿者 : sghr | 2006年2月3日 18:50


失礼。ダチョウ・バージョンも拝見しましたが、今回の
作品の方が周りの空間が美しく描けていて全然いいですね。この絵綺麗です!

投稿者 : sghr | 2006年2月3日 18:59


sghrさん、
コメントありがとうございます。感動していただけたとのこと光栄です。椰子の内側は明るくて一番良く見えましたのでせめてここは・・・とばかりなるべく再現的に色を選んだつもりだったのです。雑ではありますが・・・。
ダチョウ卵の時はまだオイルパステル使いはじめでかなり試行錯誤(今もですが)でした。今回のがお褒めいただけたということは少しは成長しているということでしょうか・・・。

投稿者 : 桂田 | 2006年2月4日 03:49


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