2005年9月4日

バナナ(その2)

時刻: 23:26 | 技法: オイルパステル

久しぶりにグレーの紙に描いてみました。グレーの下地は中間色で明暗を捉えやすい反面、白に比べて発色が悪くなる傾向があるように思います。オイルパステルをもっと溶かしてもりあげると隠蔽力が上がっていいんだとは思いますけど、なかなか簡単には行きません。

いわゆるWeb拍手です。→

いただいたご感想とそのお返事など

バナナ色がグレーの用紙に映えて、やはり独特の立体感が出ますね。特にハイライトの白と影の黒が明暗を強調していて光線の強さをも感じます。本当に皮の痛んだところとか、とてもリアルにバナナしていますね。
ということで、バナナは白い用紙よりもグレー用紙の方が発色的にも成功だと思いましたよ♪

この強い光線と影を見ていたら、イタリアやスペインの陽光こそがCARAVAGGIOの明暗法を浸透させるひとつの要因だったのだろうなぁ、と思ってしまいました。

投稿者 : June | 2005年9月5日 00:12


Juneさん、
グレーの紙のほうが成功だとのことで、嬉しいです。が、バナナの場合はその色ゆえに地色によってかなり表現が変わってしまうでしょうね。背景が白だとより暗く描くか輪郭をはっきりと描かなくてはならず、それで描写できるものも違ってくるように思います。陰影で立体表現をする西洋画の感覚か、逆に影を廃して対象自体を表現する日本画の感覚との差にも似ているような気がします。
で、イタリア、スペインの陽光こそがカラヴァッジョの明暗法の浸透に一役買ったというのはJuneさんならではの説で興味深い話です。明暗の中で生活していると明暗でものを見るのできっと親しみやすいところがありますよね。

投稿者 : 桂田 | 2005年9月5日 02:19


よく描けてますねぇ。キリコのバナナとはまた違った趣がありますね。

投稿者 : シルフ | 2005年9月5日 08:58


シルフさん、
ありがとうございます。キリコのバナナってすぐに思い浮かばないんですけど、どんな絵でしたっけ・・・。キリコと言えば、私はその描写よりも形而上絵画の哲学的な側面のほうが印象が強いのですけど・・・あ、もしかしてこのはっきりした影が共通点ですかね。また調べておきます。
ところで、もうじき梅田の大丸でキリコ展、始まりますね。気になってまして、神戸のベルリンの至宝展と合わせて行けないかなぁなどと考えてます。ちなみにこの週末は京都でルーヴル美術館展を観てきました。

投稿者 : 桂田 | 2005年9月5日 09:33


キリコ展ですが、今回の展示内容は今ひとつという気がいたします。後期の人物画の油彩が多くて、形而上絵画は少ないような…。あっ水を差したようで恐縮です。
出品内容見ていたのですが、でも何点か代表作もありました。

キリコのバナナっていうのは…(笑)

http://www.tate.org.uk/servlet/ViewWork?cgroupid&eq;999999961&workid&eq;2204&searchid&eq;6920&tabview&eq;image

投稿者 : シルフ | 2005年9月5日 12:38


シルフさん、
わざわざ教えてくださいましてありがとうございました。なるほど、インパクトありますね。あまりつながりのない郷愁を帯びながらも非現実的な背景におかれるとバナナの房も独特の佇まいで疑問を投げかけてきますね。やっぱりキリコはこの形而上絵画時代が良いですね。
ということで、キリコ展はそう期待して行くと消化不良になりそうですねぇ・・・貴重な情報をありがとうございました。

投稿者 : 桂田 | 2005年9月6日 00:44


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