絵画好きさんへの100の質問

2003年に答えたこの100の質問、そのまますっかり放置していたのでかなり古くなってしまいました。前回回答時から3年半が過ぎ、いろいろな絵を見たり描いたりして自分の好みもより明確になって、かなり書き換えないといけなくなりました。そういうわけで、2007年8月版「絵画好きさんへの100の質問」です。 なお、この設問はla maison du soirの管理人のくりなさんがお考えになった『絵画好きさんへの100の質問』です。絵画好きの皆様、トライなさってはいかが?
回答者: 桂田祐介 最終更新日: 2007年8月15日

 

Q001.絵が好きな理由を聞かせてください。

説明できるような理由はありません。気がついたら絵が好きでした。

Q002.あなたを絵画好きにさせた、なれそめの絵を教えてください。

描くことから入ったせいか、思いつきません。見るものとしては、手塚漫画がはじまりだと思います。いわゆる絵画としては、本格的に油絵をやるようになった高校の頃から自ら展覧会に足を運ぶようになって、西洋の具象絵画が好きになりました。

Q003.記憶に残っているなかで、一番はじめに見た絵とその印象をどうぞ。

たぶん大原美術館の所蔵品。中でも古くから記憶にのこっているのは、ホドラーの《木を伐る人》。人体の動きとバランスの妙。

Q004.はじめて行った展覧会はなんでしたか? その印象は?

幼少の頃から大原美術館には連れて行ってもらっていました。おそらくその常設展が最初です。

Q005.最近見た中で印象に残っている絵を教えてください。

2007年6月に行った名古屋ボストン美術館の「子どもの世界」展での、サージェントの作品《エドワード・ダーリー・ボイトの娘たち》。

Q006.あなたの場合、心に残る絵の共通項は?

ただうまいだけじゃないリアリズム。真実までの洞察がきいた作品。

Q007.どんなジャンルをお好みですか?(風景画、歴史画etc.)

具象絵画ならジャンルを気にすることはあまりありません。

Q008.一番好きな技法は?(油彩、メゾチントetc.)

油彩。あ、でも急速にオイルパステルが追い上げてます。

Q009.現代美術は好きですか?

好きではありません。

Q010.美術関連の書籍を何冊くらい持っていますか?

数えきれません。

Q011.本棚に並んでいる美術関連書籍について説明してみてください。

展覧会図録がメインで、雑誌のバックナンバー、画集、技法書あたりが結構あります。あと、美術論の単行本・文庫本も少々。

Q012.ポスターから本物まで、絵を何枚くらい持っていますか?

ポスターは10枚ぐらい。本物は自分の作品しかありません。でも、ポストカードは数えきれないぐらいありますよ。

Q013.カレンダーは絵画ものを選びますか?

選びません。割とシンプルで実用的なものが多いです。

Q014.写真展と絵画展、傾向としてどちらがお好きですか?

絵画展。

Q015.絵画関連のHPを見るのは好きですか、またどんなところに注目しますか。

好きです。やっぱり自分の好みに合うとその作品に注目してしまいますねぇ。

Q016.学校の美術の時間は好きでしたか?

好きでした。他の授業中にもノートやテキストに常に何か絵を描いていたぐらいですから、美術の時間は楽しみでした。もしかして中高の美術の先生と相性が合っていたのがよかったかな・・・。

Q017.好きな絵はたくさんあるほうですか? それともこれと思い決める少数精鋭派?

たくさんあります。好きな絵の好みもわりと変わって行くので、実はこれと思い決めるのは少なかったりします。

Q018.自分の好きな作品はみんなに広めたいですか? それとも独り占めしたいほう?

どちらでもありません。この人ならと思えれば薦めますし、そうでなければ黙っています。やっぱり絵の好みは十人十色なので。

Q019.もし財力があれば美術品のコレクターになってしまいそうですか?

コレクターにはならないでしょう。財力があれば本当に真摯に制作する画家をサポートします。

Q020.あなたは絵画中毒ですか?

言わずもがな。

Q021.年に何度くらい美術館に行きますか?

だいたい30回前後。

Q022.展覧会の会期が3ヶ月あったとします、どの頃に行くことが多いですか?

会期の終わり近くに行って図録が売り切れていて後悔したことがあるのでなるべく早くに行きたいと思うのですが、なかなか・・・。

Q023.展覧会ではひとつの絵をじっくり見るほうですか?

可能なら一応全て観ますが、気に入ったものは何度もじっくり観ます。

Q024.展覧会へはひとりで行くのが好きですか? それとも複数で?

一人で行くのが大半。複数で行っても観るのは一人です。複数で行くとどうしても他の人に気を使ってしまってゆっくり鑑賞できません。複数で行く時の目的は鑑賞よりもむしろおしゃべりになってしまいますね。後で一人で行き直したなんてこともありました。

Q025.展覧会の出口に来ると、もう一度好きな絵を見に戻ってしまうほうですか?

はい、よほど時間がない場合以外は必ず戻ります。いっぺんしか観ずに出るなんてもったいない!

Q026.お目当ての特別展を見終えたら、常設展も必ず見ますか?

時間に追われていない限り、観るようにしています。しかし、内容を既に知っている常設展なら自分の観たいものだけを観るダイジェスト版のことも多いです。

Q027.一瞥して気を引かれない作品は通り過ぎるほうですか?

はい。きっとそれでいい絵との出会いを逸してることもあるのだろうと思いますけど、その時に惹かれなかったものは縁がなかったということにしてます。

Q028.同じ展覧会に何度も足を運ぶことはありますか?

もちろんありますけど、大抵は一度きりです。入館料も馬鹿にならんので・・・。

Q029.特に興味はなかったけれど、連日行列続きだという噂を聞きました。その展覧会に出かけていきますか?

興味がなければ行きません。混雑しているなら尚更。

Q030.美術館に行くときにかならず持っていくものはありますか?

余裕のある財布の中身。図録やポスターを買うお金を持ち合わせていなくて後日買いに走った経験もありますから・・・。あと、筆記用具。なにかとメモしたくなることが多いです。

Q031.その中の一枚の絵のために、分厚くて重い図録を買ったことはありますか?

多々あります。

Q032.展覧会併設のミュージアムショップでよく買いものをしますか?

ポストカード、図録、書籍などなど。グッズはよほど気に入らないと買いません。でも、ミュージアムショップのウィンドウ・ショッピングは大好きです。

Q033.美術館併設のレストラン・カフェでお薦めのところを教えてください。

信州安曇野の大熊美術館だったか、ロイヤルコペンハーゲンの磁器を展示してる美術館のカフェは最高でした。バルセロナのテキスタイルの美術館(名前失念、ピカソ美術館の向かい)のカフェのランチは旨かった。カフェじゃないけど、名古屋の古川美術館の為三郎記念館で季節ごとに公開されている茶室でいただくお抹茶は大変よろしゅうござんす。

Q034.美術館に対して一家言ある方は、どうぞ。

プロモートのし過ぎで客が入りすぎるのはなんとかしてほしい。混雑し過ぎてとてもまともに見られない展覧会にはがっかりします。あと、いい展覧会は東京だけでなくてなるべく地方巡回させてほしいなぁ・・・。

Q035.所蔵作品ではなく、美術館の雰囲気として選ぶなら、一番好きな美術館はどこですか?

大原美術館。三つ子の魂百まで。

Q036.はじめての街を訪れる時は、事前に美術館情報を調べて行きますか?

もちろん調べます。

Q037.美術館を訪れるために、はるばる出かけていった、一番遠い場所を教えてください。

フィゲラス(ダリ劇場美術館)。

Q038.たとえば外国のカテドラルや美術館など、その空間も含めて、その場所に足を運んで見るべきだという作品を教えてください。

中世のモザイク壁画は空間あってのものですね。それはカタルーニャ国立美術館で実感しました(本当は教会で観なきゃなぁと)。あとは、あまり経験がないので言えませんが祭壇画など自分で観たいものは沢山あります。

Q039.絵にまつわる国で、行ってみたいのはどこですか?

イタリア、ベルギー、フランス、スペイン・・・。挙げ出したらキリがないですね。

Q040.新しく美術館を建てるとしたら、どこに建てたいですか? また何を所蔵したいですか?

閑静な立地条件の、ある程度周囲から隔たりのあるところ。自分の好きな作品と自分の作品。とはいうものの、やっぱり多くの人に入ってほしいので交通の便はいい方がいいです(わがまま?)。

Q041.好きな画家ベスト5について説明してください。

レオナルド・ダ・ヴィンチ…あの表現力、洞察力は勿論、科学者でありつづけたことが好き。
ディエゴ・ベラスケス…あの筆の走りと写実力は驚異的です。鋭い洞察にも脱帽。
ギュスターヴ・クールベ…確かな技術と発想の柔軟性、あの反骨精神に惹かれます。
エドガー・ドガ…デッサンのストロークが実にいい! 速写で対象を見抜く目には脱帽です。
ジョン・シンガー・サージェント…素払い人物描写は実に良いです。結果的に異邦人であり続けた所にもなにかと共感を覚えます。

Q042.画家になれるとしたら、誰になりますか?

パブロ・ピカソ。あれだけのエネルギーを作品に注ぎ込みながら人生を楽しめたら最高です。

Q043.好きな画家に絵を描いてもらえるとしたら、誰に何を頼みますか?

レオナルド・ダ・ヴィンチに「最後の晩餐」を再現してほしい。

Q044.王侯貴族なら誰のパトロンになりたいですか?

貴族やブルジョワとしての視点ではなくて真摯に絵画を追求するようなパトロンがいいですね。ベラスケスにとってのフェリペ4世みたいな関係って理想です。ので、志はあってもパトロンに恵まれなかった晩年のレンブラントとか逃亡生活を余儀なくされたカラヴァッジョとかのパトロンならいいかなぁと。

Q045.あの画家にこれだけは言っておきたかった(おきたい)ことを教えてください。

美術の価値をおかしなところにもってったマルセル・デュシャンに「ええ加減にしなはれ!」ってツッコミたかった(リアルタイムじゃないけど)。あと、最近の軽薄な現代美術家にも言ってやりたいことは沢山あります。とくに名ばかりの「芸術」で金儲けしか考えてない拝金主義の某輩には、芸術家を気取るのならカネのための受け売りから離れて表現を追求しろと言いたい。起業家としては成功したかもしれんが、あんなヤツに芸術家きどりされるほど芸術は陳腐なもんじゃあないんだよ。

Q046.画家の生涯や略歴について頭に入れるほうですか?

はい。興味を持てば一通り調べます。調べ出したらキリがないですが、だんだんつながりが見えてくると楽しくて抜けられません。

Q047.初期や中期、晩年でがらりと画風が変わって残念な画家を挙げてください。

ジョルジョ・デ・キリコ。

Q048.あなたにとって、神秘的な絵の第一人者といえば?

オディロン・ルドン。

Q049.この画家だけは苦手、をこっそり教えてください。

ピエール・オーギュスト・ルノワール、フランソワ・ブーシェ。

Q050.作品に印象的なタイトルをつける画家を教えてください。

パウル・クレー。マックス・エルンスト。

Q051.思想や生涯に共感するものの、作品が好きになれない画家はいますか?

マリー・ローランサン。アンリ・ルソー。小出楢重。

Q052.幼心をよみがえらせてくれる画家を教えてください。

ルネ・マグリット。ポール・デルヴォー。

Q053.光と言えば? また闇と言えば?

光と言えばモネ、闇と言えば晩年のゴヤ。光と闇がセットならカラヴァッジョ。

Q054.もっともリアリティに肉迫していると思う画家を教えてください。

技巧面での描写の巧みさだと17世紀のオランダ・フランドルの画家たちか、ブーグローとかの19世紀アカデミズムの画家たちだと思う。だけど、内面からにじみだす真実と社会的な要素にまで肉迫するという本当の意味のリアリストは個人的にはクールベかドガあたりじゃないかと。あと、解釈次第ですが、シュルレアリスムももっとも真実に肉迫していると言えるかも。

Q055.もっとも作り物めいていて、それでいて魅力的な絵を描く画家は?

サルバドール・ダリ。

Q056.画家や絵画を題材にしている小説や映画で、お薦めのものがあればどうぞ。

《美しき諍い女》《真珠の耳飾りの少女》

Q057.あなたの好きな色と、うれしいことにそれを全く同じ感性で再現している絵を教えてください。

サップグリーン。色々ありますが、ドービニーとかミレーとかコローとかバルビゾン派の作品に多いかなぁ・・・。

Q058.このひとの目には世界はどのように映っていた(いる)のか、ぜひ体験してみたいという画家を教えてください。

光の再現を追求したクロード・モネの目は興味あり(白内障での見え方も含めて)。広範囲ではいわゆるアウトサイダーのゾンネンシュテルンなんかが見ていた世界はきっと想像を絶するものだろうというわけで体験してみるのも一興かと。

Q059.あなたは絵を描きますか? 描くなら、目標にしている画家を教えてください。

描きます。具体的に目標にしている人は特にいませんが、好きな画家の作品はつい意識してしまいます。写実表現のなかに自分の心を投影した詩的な要素と意味的なひねりを調和させたいと思っています。あと、先人が培ってきた視点と技術はもっと吸収したいなぁと思います。

Q060.あなたにとって「画家」とはどんな人ですか?

(職業としてではなくとも)絵を描く人。「画家」を名乗っていてもろくに描いてない人も居ますが、描かないと絵描きとは呼べません。そうそう、呼称としては「絵描き」の方がしっくり来ますね。

Q061.このひとになってみたい、という絵画中の人物を教えてください。

ダンテ・ガブリエル・ロセッティの《ベアタ・ベアトリクス》。あの恍惚の表情を招く感覚とはどないなもんかいな。

Q062.恋人にできるとしたら、どの絵の人物を選びますか?

難しい質問ですね・・・。エキセントリックな魅力のある人が好きなので、エキゾチックなプロの写真家だったというピカソの愛人ドラ・マールを描いたと言われる《泣く女》。しかし、泣かれるのはごめんです。

Q063.美貌のひとと言えば?

ルーカス・クラナハの《ウェヌスとアモル》のウェヌス。ティツィアーノの《ウルビーノのビーナス》のビーナス。

Q064.あなたにとってたまらなく蠱惑的な表情をたたえている絵を教えてください。

エドヴァルド・ムンクの《マドンナ》。

Q065.自分はこのモデルの生まれ変わりでは?と目を丸くするほどそっくりさんが描かれている絵に出会ったことがありますか?

ありません。

Q066.その絵の中に入ってみたいと思う作品は?

ジョルジョ・デ・キリコの《通りの神秘と憂鬱》。

Q067.もう二度と見たくない絵はありますか?

ありますあります。明言は避けますが、もったいぶった現代美術の数々。ああ、あの詐欺師どもが涼しい顔してガラクタを法外な値段で売り続けているかと思うとつくづく腹が立ちます。

Q068.子どもの頃に出会っておきたかった絵を教えてください。

伊藤若冲の《動植綵絵》。

Q069.絵を見て涙を流したことがありますか? また腹を立てたことは?

流石に展覧会ではらはらと落涙することはありませんが、目が潤む程度ならあります。腹が立つといえばQ067でも触れてますが、大した絵でもないのに腐った日本の美術市場にとりいっている連中の絵には最近猛烈に腹が立ちます。

Q070.絵に「やられた」と思ったことはありますか?

色んな意味であります。自分なりにイコノロジカルに謎が解けた時はもちろん、技巧・表現的に圧倒される時など。騙し絵で「あ、やられたっ」という実に他愛無いものもありますね。

Q071.美術館から一枚だけ「ちょっと拝借」できるとしたら、どの絵を選びますか?

我が心の師、エドガー・ドガの作品。踊り子でも浴女でもいいです。

Q072.この絵だけはほぼすべての人がその価値を認めるだろうという絵を挙げてください。

レオナルド・ダ・ヴィンチの《最後の晩餐》が完成当時のままの保存状態だったらきっとほぼすべての人がその価値を認めると思います。

Q073.逆に「名画」と言われるものの中で、つい首を傾げてしまうものは?

アングルの作品のいくつかとルノワールの作品の多く。セザンヌも時々アヤシイし、エル・グレコもアヤシイと思うものがあります。

Q074.絵を見るとき、タイトルも重要視するほうですか?

展覧会ではまず作品を見て、タイトルまで見るものと結局見ないものとがあるのであまり重要視はしないのかも。ただ、図録を買った場合には後で熟読するのでその時は注意します。

Q075.色を表す名前でもっとも好きな言葉を教えてください。

チャイニーズレッド。別に好きな色ではないけれどネーミングのセンスが抜群。

Q076.あなたの見る「夢」はモノトーンですか、それとも色彩豊か?

不思議と色彩が印象に残る夢を見ないのでもしかしてモノトーンなのかもしれません。

Q077.「朝まだき・朝・昼・午後・夕方・宵・夜」ひとつを選んで、連想する絵を教えてください。

朝まだきでエドワード・ホッパーの《夜鷹たち》でしょうか。

Q078.皮膚感覚で色を感知することができると思いますか?

色は物体への反射光の波長で認識するので可視光のレセプタのない表皮細胞にはそのままでは不可能でしょう。脳内での色覚情報の構築メカニズムが解れば、なんらかの方法で色情報を触覚刺激に転換してその信号から脳内に像を結ぶことも可能かな・・・SFですが、新たなバーチャル・リアリティーの挑戦になるかもしれませんね。

Q079.絵を見るとき、色と形、本能的にどちらに魅かれますか?

形。色でも形でもない要素としては、明暗にも魅かれます。

Q080.あなたがこの世でもっとも美しいと感じる風景や光景を思い浮かべてください。それを絵画が超えることができると思いますか?

風景や光景をもっとも美しいと感じるのは五感を総動員して感じるもので、絵画はやはり視覚偏重なので感じ方には前提から開きがあるかと思います。ということで、できないでしょうね。逆に、絵画によってもたらされる快感で他のもので得られないものがあるのも自明だと思います。

Q081.絵と密接に関わっている芸術分野を挙げてください。

勿論、絵にもよりますが、「詩」でしょうか。どちらも通常の言葉では表現できないものを表現しようとしている点で。

Q082.この絵を見ると、不思議にいいことがある、という、おまもりのような絵はありますか?

うーん、そんなことは考えてもみなかったです。心当たりなし。

Q083.金輪際絵なんて見るものかと思ったことがありますか?

ありません。

Q084.絵を見る習慣のない人を美術展に連れて行くとしたら、無難なものを選びますか、それとも賭にでますか?

どうしても自分の基準で選んでしまうと思うので、結果的に賭にでることになるのではないかと思います。いや、そうなると抽象絵画や現代美術ではなく具象絵画になるので無難なのかも。

Q085.美術館のとなりに住みたいですか?

美術館へは「よっしゃ、行こ」と思ってから行きたいのでほどよい距離が欲しいです。

Q086.あなたの親友と絵の好みは合いますか?

解りません。絵の好みがぴったり合う人がいたら逆に親友にまではなかなかなれないかもしれませんね。

Q087.好きになれない絵をプレゼントされたらどうしますか?

非情かもしれませんが、塗りつぶして別の絵を描くと思います。その方が贈り物としては活かされると思いますから。でも、プレゼントしてくれた相手が特別な人なら残しておくと思います。

Q088.あなたにとって、絵とおなじくらいの磁力を持っているものは?

地図、おいしいパン、ドレスシューズ、トム・ウェイツ、手塚治虫、旗、外国語、天文・・・。

Q089.美術館にいく夢を見たことがありますか? そこで何をしていましたか?

んー・・・思い出せないと言うことは、見たことないのかな?

Q090.異星人に「私たちの一枚」を紹介をするとしたら、どの絵を推しますか?

ヒエロニムス・ボッスの《快楽の園》。他にはレオン・フレデリックの群像とかもいいかなぁ。

Q091.絵を見てデジャ・ヴュを感じたことはありますか?

あります。風景画を見てその臭いまで甦ることや、人物画で淡い恋の記憶を呼び起こすことも。

Q092.あなたが生涯の「心の友」になるだろうと予感している絵画を教えてください。

なんだろう・・・予感なしです。自分でそう思える作品が描けると嬉しいですね。

Q093.死ぬまでに一目見ておきたい絵を教えてください。

レオナルド・ダ・ヴィンチの《最後の晩餐》。ロンドンにあるカラヴァッジョの《エマオの晩餐》。ピカソの《ゲルニカ》。

Q094.死後霊になってさまようとしたら、どの美術館を選びますか?

プラドとかルーブルとかエルミタージュとかだと結構面白い同業者(霊たち)に会うことができるかなぁと思います。

Q095.自分の「在りし日の姿」として引き合いに出されるとしたら、どの絵がいいですか?

エドワード・ゴーリーの《うろんな客》。

Q096.昨今の絵画を取り巻く事情で憂えていること。

詐欺まがいのアート商売がまかりとおっていること。日本の画廊経営者(美術商)の大半がろくに絵の評価もせず商売のことにしか感心がないこと。芸大・美大卒のアーティストが盲目的にインチキ美術市場で搾取されていること。世間の美術愛好者の大半も美術館や画廊の戦略にはめられた見方しかできていないこと。自分の絵をきちんと見てくれる人がとても少ないこと。

Q097.世の中に絵が多すぎる、と思ったことはありますか?

多すぎると思ったことはないけれど、なくてもいいと思うような絵もあります。

Q098.絵画を司る悪魔が現れて「魂と引き替えに、いかなる願いでも叶えてやろう」と言ったとします、どんな願いを提示しますか?

この作品が自分の最高傑作だと断言できる作品を描かせてほしい。

Q099.世の中からすべての絵がなくなったら、どうしますか?

とりあえず新たに絵を描きます。

Q100.結局のところ、あなたにとって絵画とはどのような存在ですか?

鑑賞・制作ともに精神安定剤。自分と向き合うためのもののような存在でもあります。

 

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